ラブで抱きしめよう

☆6 夏の始まり

   

それからは、毎日、太郎くんとエッチした。
平日は母がいないので、太郎くんが部活の日も、帰りにうちに寄ってエッチしてた。
うちに来る時の太郎くんは部活の後で、いつもすごくお腹が空いてるみたいだったから、私は彼のためにご飯作ったりしたりもしてあげた。
そんなこと、滅多にしないのに。
あたしもやればできるじゃんって思う。(でも太郎くんは家に帰っても食べるみたいだけど)
彼のためにすることの全てが、嬉しかった。

私の毎日は、太郎くんのためにあるみたいだった。


太郎くんはいつも元気だったけど(なんせまだ若いし!)、さすがに部活後のデートは疲れちゃうみたいで、エッチが終わるといつもすぐに寝てしまう。
そんな彼の隣で、油断して私も眠ってた。

「!」
何か気配を感じて、目が覚めた。
いっつも念のため8時には目覚まししてるのに、今日はすっかり忘れていた。
時計を見たら、もう11時だった。
「太郎くん、太郎くん、もう11時過ぎてるよ!」
この時間ってことは…。
「あ!ヤバ!」
太郎くんも飛び起きる。
「ちょ、とりあえず、服着て」
私は太郎くんに制服を投げた。
(やば〜〜〜)
「ちょっと待ってて」
私は部屋を出る。
リビングは、やっぱり電気が点いていた。

「誰か来てるの?」
やっぱり、……母が帰っていた。
ベージュの皮ソファーに座って、テレビを見ている。
「うん…。はぁ…まあ…」
気まずい。
母親はもう着替えて、既にくつろいでいる。
何時に帰ってきてたんだろ…。

「彼氏?」
「うん…まあ…」

母親は私を見る。
この人の目、苦手だ。
たぶん、一瞬にして全部バレバレだったと思う。
しょっちゅう彼氏が家に来てることも、だから珍しく料理なんてするようになったことも…。
も〜ホント穴があったら入りたいくらい恥ずかしくなってくる。
「すっごい珍しくない?あんたが彼氏連れてくるなんて」
「珍しいよ…」
無言の圧力がかかる。
……紹介しろって事だ。

「太郎くん〜…」
「あ、お母さん、帰ってきてた?」
リビングの様子で、太郎くんにも分かったんだろう。
それにしても、最中に帰ってこられなくって、よかった〜…。
「とりあえず、紹介するから…」
「うわー、どうしよう、オレ!ヘンじゃない?」
太郎くんがロコツに慌ててるから、笑っちゃう。
「大丈夫、カワイイよ」
私は太郎くんを部屋から連れ出した。

太郎くんは母親と顔を合わせるなり、いきなり大声で言った。
「あのー、藤田太郎です!…今日はこんな時間まで、すみませんっした!」

母親もビックリしてる。
「涼子さんとは、マジメにお付き合いしてますっ!…今日はこんな時間まで…ホント、失礼しましたっ!」
そういえば太郎くんって体育会系の人だったんだっけ…。
母の顔はもうかなり笑ってる。なんだかすごいウケてるみたい…。

沈黙。

母が爆笑する前に、私が口を開いた。
「えーっと、……彼氏のー、太郎くん」
私は太郎くんを紹介した。(つもり)
「涼子の母です。はじめまして」
母は笑顔だった。

車で太郎くんを送ることになった。
私たちは後ろの席で、密かに手をつないでいた。
「藤田くんの家は、結構近いのねぇ」
私も知らなかったけど、直線距離にするとそれ程遠くなかった。
横を見ると、太郎くんと目があって私は微笑んだ。
さっきの態度といい、…本当に太郎くんってカワイイ。

「お母さんは挨拶しなくていいのかしら。」
母が言う。
太郎くんの家の人にって事だ。
「いいよ、いいよ、また今度にして!あたしだってまだ挨拶してないのに!」
私は急に焦る。
太郎くんが毎日彼女の家に入り浸っていることは、彼の家の人は知らないのだ。

車が彼の家に着いた。
太郎くんの家、はじめて見た。
普通の一軒家だった。
うちはずっとマンションだから、一軒家ってだけで「スゴイ!」って感じがする。
「わざわざ送ってもらってありがとうございました。…ボクのせいで遅くなってしまって、すみませんでした」
太郎くんはちゃんと挨拶して、車から降りた。

私たちの車が行ってしまうまで、太郎くんは道路で見送ってくれた。

「すごいいい子じゃないー?太郎くん」

母親はイッパツで気に入ったみたいだった。
そもそも、今まで私の付き合ってた男たちがひどすぎたって話があるけど。
「…でも、幼くない?」
母親はそれが気になっていたみたいだった。
「だって、年下だもん。……まだ15歳だもん」
「ええーー!15なの?!ちょっとあんた犯罪じゃないのそれ、中学生なの?」
「違うよ!同じ高校の1年!」
「あんなカワイイ子、あんたダマしてるんじゃないでしょうね?」
「うるさいなぁ。…マジメに付き合ってんの!」
私がムキになって言うと、母親は私のほうを振り返って言った。
「マジメに付き合う、って涼子が言ったの初めて聞いたよ」
母はニヤニヤしてた。
私は恥ずかしかった。

なんとなく親公認の雰囲気になって、太郎くんはウチに来やすくなったのか来にくくなったのか。
それでもまあそんなことはお構いなしに、相変わらず太郎くんは私の家に来ていた。

「涼子ちゃんのお母さん、ふたごみたいにそっくりじゃん」
「それよく言われるんだよー。」
「めちゃ若くない?」
「若いよ。まだ36だよ」
「えーー若いな!」
太郎くんとベットの上で座って話してた。
「なんかあんまり似てるから、妙にドキドキしたよ」
「なにそれー?どういう意味ー?」
私がふくれると、太郎くんは笑ってキスした。

「んんー」
スカートの中に、手が入ってくる。
「あん…」
パンティの横から、指が滑り込んでくる。
そのまま、私の外側の感じる部分を触る。
私はビクっとなってしまう。

「ここが、気持ちいい…?」
「うん…もうちょっと、…下の方が…」
私は太郎くんに自分の気持ちのいいところをいつもハッキリ言う。
だから太郎くんも、だんだん私のことを覚えていく。
いつも太郎くんはすごく優しい。
きっと私が付き合った人の中では一番経験が少ないはずなのに、私にとって太郎くんは私の体を一番よく知っている人になっている。
「気持ちいい?」
「…うん」
私は頷く。
太郎くんの触り方はホントに優しいから、女の子を感じさせると思う。
(何か、天性のものを感じるよ…)
「あっ、…は、…あぁっ…」
太郎くんは私のパンティを脱がした。

太郎くんに下半身だけ裸にされて、ベットで脚を広げられる。
「んぁっ……」
そっと私のあそこに唇を付けた。

チュッ、…プチュッ…

「いやぁんっ…」
太郎くんの唾液と私のものが混ざり合って、部屋にいやらしい音が響いてる。
(ああん、気持ちいいよぅ…)
太郎くんの舌と唇が、何度も私のあそこを往復する。
「あっ、あぁんっ…、あんっ…」

「涼子ちゃん、もう入れてもいい?」
太郎くんが聞いてくる。
「うん、…入れて…」
昇り始めた私のあそこは、もっともっと太郎くんが欲しくなってる。
「あぁっ…」
2人とも服を脱いで、体を重ね合わせた。
少しずつ、太郎くんが私に入ってくる。

「ん、んっ…」

入ってくるときの、この感じが好き。
(ああもう、すごい、いい…)
太郎くんのはすごく固くって、動かさなくても私は太郎くんの形が分かる。
「太郎、くぅん…」
私は彼の名を呼ぶ。
太郎くんは私の両膝を掴んで、動く。
「あっ、あっ、はぁんっ!、あぁっ…」
声をガマンしようと思うのに、ダメ。どうしても出ちゃう。
太郎くんの固いのが、私の奥に当たる。
「あっ、…、奥、…奥が…いいのっ、…あっ」
私は太郎くんに言う。
太郎くんは私の腰を持って、もっと自分を深く刺してくる。
「あぁぁぁっ、あっ!…あっ…」

太郎くんの動きが速くなる。
もう何も考えられなくなる。
すごい気持ちいい。

「あっ、…あ、…はぁっ、…あぁっ…」

腰が痺れてくる。
もうちょっとで、いっちゃいそう。

「あぁっ、涼子ちゃんっ!」
「あぁぁんっ!」
太郎くんは私の奥に、自分のものを出した。
私はイけなかったけど、それでもすごい気持ちよくって満足してた。
だけどもうちょっとでいっちゃう。
太郎くんにエッチでいかされる日は、近い…。

 

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